空の一部が暗いと思っていたら、黒い灰が降ってきて、渡良瀬遊水地のヨシ焼きの日だと気づきました。ヨシ焼きは1950年頃からヨシズなどの材料になる良質なヨシを育てるとともに、病害虫を駆除するため行われているそうです。
ヨシ焼きの日の空の様子
空から降ってきた灰たち
ヨシ焼 きの環境保全上の効果は2つあります。①立ち枯れたヨシを焼くことにより、貴重な春の植物の発芽が促される効果。国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録されている渡良瀬遊水地には絶滅危惧種に指定されている植物も数多く生息していて、春先 に芽をだします。 ②樹木化を防ぐ効果。ヨシ焼きにより広大なヨシ原が維持されています。その他に野火による周辺家屋への類焼防止などの意味もあります。
今年のヨシ焼きは終わってしまいましたが、渡良瀬遊水地は「生きている自然の博物館」と呼ばれるほど多数の動植物が生息・生育しています。暖かくなってきましたので自然散策に行かれてみてはいかがでしょうか。
渡良瀬遊水地HP: 渡良瀬遊水地 WATARASE YUSUICHI
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