日本各地にいちごの産地はありますが、本法人のある栃木県はいちごの生産量は約2.5万トンで日本一です。冬の日照時間が長く、昼と夜の寒暖差が大きい気候がいちごの生育に適しているそうです。
いちごの王様「とちおとめ」は有名ですが、最近スーパーなどでよく売られているのは「とちあいか」で、「とちぎの愛される果実」という意味でつけられたそうです。それから、贈答用に喜ばれるのがスカイベリーと真っ白なミルキーベリー、初めてミルキーベリーを食べたときは衝撃でした。その他にもとちひめやなつおとめなどもあり、食べ比べをするのも楽しいですね。
いちごの生産についての話を聞き、手間と時間がかかっていることを改めて実感しました。
苗を育てる(親株から小苗になったものをポットに移して育てます)→寒さに当てるために夜冷庫に入れて冷やし、暖かい外に出して花を咲かせる(「春が来た」と勘違いさせるそう!)→ビニールハウスの畑に植える→畑にミツバチを入れて花粉をつける(成長を早めるために夜もライトで照らす)→収穫する
高設(高床)栽培でいちごが摘みやすいです!
手頃でおいしいいちごが食べられるようになったのは先人達の品種改良の努力のおかげですが、生育に適した温度や光などの環境をコントロールするシステムなど、いちごの生産現場では新たな技術が利用されるようになっています。いちご王国は様々な科学技術が支えているのですね。そんなことに思いをはせながら、イチゴを摘み、おいしく頂きました。
そして、ビニールハウスは理事長の研究にも一役買っていますよ!
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