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能楽体験セミナー

更新日:2023年2月13日

文化庁の伝統音楽普及促進支援事業として教員向けの能楽体験セミナーが無料で開催され、参加してきました。東京にある喜多能楽堂で能楽の説明とともに、「羽衣」のダイジェスト版を見せて頂きました。「羽衣」はとても有名な話ですのでご存じの方もいるかもしれませんが、今回はダイジェスト版ということで、漁師が天女の羽衣を返し、天女がそのお礼として舞を教えて帰っていくというストーリーでした。


 「羽衣」のダイジェスト版を見せて頂きましたが、解説がありわかりやすかったです。


能楽を初めて体験しましたが、約600年前から続くエンターテイメントであり、シンプルな演出は見る人の想像を掻き立てるためのものであること、シンプルな音楽・歌になっており皆が参加してコミュニケーションをとれるようになっていることなど多くの学びがありました。


囃子方の先生から、能楽はシンプルだが奥が深く、師匠に教えてもらった後にそれがなぜなのか、どうして現代までそれが伝わっているのかなどと、自分の中で問いかけながら自分なりの答えを探しているということをお聞きし、能楽に限らずそれはすべての学問に通じるものだと思いました。教えてもらったことで終わらず、そのことやその先を考える...伝統芸能であれ研究であれ、何かを追求していく姿勢は同じであると感じました。


分野の違うセミナーでしたが、様々な学びを得ることができ、貴重な体験をさせて頂きました。

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